歯列、咬合を乱す原因(小児)

投稿日:2013年3月14日|カテゴリ:若先生日記

写真は共に小学生低学年の歯の写真です。
写真を撮り初めて気づくことがあります。
学校などの健診では目でみるだけで目で見えない場所は見れません。
目でみて正常と診断しても、写真を撮って見えないところに異常があることに気づくことは大切です。

先天性欠如 写真1
「先天性欠如」
乳歯の下からはえてくるはずの大人の歯がない
 ↓
写真の↑の所に普通であれば永久歯(5ばん)が写っている。
 ↓
先天性欠如と言います。
この写真だと乳歯(E)の下に永久歯(5)がないということがわかります。
乳歯の下に永久歯がないと乳歯はそのまま抜けずに存在したままとなります。
 
→将来的に歯列や咬合を乱す原因となるので現在歯の矯正治療中。
歯芽腫 写真2
「歯牙腫」
主訴は上の歯の一部破折でしたが、あえてパノラマ写真も撮影。
すると下の歯に歯牙腫があることを確認。
写真の↑の部分が歯牙腫(良性なものなので心配はないです)
この小さい歯の塊により乳歯がまだ抜けない
歯牙腫の下にある永久歯の萌出がしづらい原因となっている。
 
→正常に乳歯が抜け、永久歯が萌出できるようにするために
この小さな歯の塊(歯牙腫)は外科的に摘出した方がよい。

小学生低学年 まだ歯はほとんど乳歯の時期でも
写真を撮ってみることで将来的に永久歯の歯並びやかみ合わせに問題が起きてしまう原因がわかれば
その原因を取り除き、将来的なことを見越して改善していくこと こそ
「予防」と言えるのではないか と僕は思うのです。