顎が外れたら

投稿日:2013年8月31日|カテゴリ:若先生日記

顎がはずれたら どうしましょう?
顎の関節は歯科の領域の範囲に入るので まずは最寄りの歯医者さんへ連絡して行ってみましょう。
 
さて本日 顎が外れた患者さんがいらっしゃいました。
電話で患者さんは受付の人に「顎がはずれたら 歯医者でいいのか?」と聞かれたそうですが
それでいいんです。
 
歯医者さんは顎が外れたらどう治せばよいのかは
学生のとき口腔外科(こうくうげか)っていう教科で先生に教わります。
ですから歯医者さんは皆 顎がはずれたらどう戻すのかを知ってます。
 
要は顎の関節がどうなっているのか
まず解剖学的に知っていること(顎の関節の形 関節の頭と受ける側のかたちとか)が大切で
あとは戻し方です。
 
今日はまず 僕は軍手を探しました。
たまたま使ってない軍手があったのでまず僕の父(大先生)も僕も軍手をはめました。
顎の関節が元の位置に戻った時に患者さんの奥歯がパカーンって戻ったりするので軍手などをしてないと
戻す側の指を思いっきり歯で噛まれてしまうため
軍手やタオルなどで術者の指を守るのは基本中の基本なんです。
僕が学生のとき授業で教えてくれた先生は
まず軍手なかったら患者さん待たせてもいいからホームセンターとか行って軍手買ってこい
と言ってたのは今でもよく覚えてます。
 
大先生も僕も 戻し方は知っているので やれるだけのことはやりましたが
正直厳しい状況で今日はもどらないかも という状態でした。
そこで 歯科大付属病院に電話してみました。「明日って病院やってます?」「明日は休みなんです」
3つの歯科大付属病院に電話しましたがすべて明日は休みとのこと。
 
そうかぁ 僕のいとこくんも歯科大で口腔外科に残っていたことあるので電話して聞いてみたら
自分は残っていたときに顎の関節もどしたことはない 戻しているところをみたことはあるけど
 
がんばです(スキー部でよくある挨拶)
 
これは何とか僕ら(大先生と僕)でがんばるっきゃない
大先生 患者さんにいろいろ顎の関節のこと 戻すコツなどを患者さんに説明
患者さんを椅子にすわらせる あるいは床にすわらせる これにもコツがあり
いろんな姿勢で大先生と僕でがんばってみる
あきらめかけて 僕は歯科大病院へ紹介状を書き始めたとき
大先生の神技で顎の関節はもとの位置に戻りました。
大先生曰く「運がよかった」とのことです。
(正直に書けば大学病院の口腔外科でも外れた顎を戻すケースはそんなにないです。)

顎の関節の構造をちゃんと知っていないと
外れた顎を戻すのにただ力まかせに押したりしたって戻りませんから

顎が外れた場合は まず歯医者さんに連絡しましょう。

写真は顎の関節のパノラマ写真と顎の関節の模型(外れた状態の写真も撮ってあるよん)

顎が外れたら