噛み合わせ→首→肩こり→腰痛

投稿日:2014年1月10日|カテゴリ:若先生日記

昨日いらっしゃった患者さんは長いこと「腰痛」に悩んでいたそうだ。
当院には何年も通っていらっしゃったからその事はしっていた。
歯並び、噛み合わせは人それぞれで個性がある。
ただ生まれもったものであるから自分自身にとっては自分の生まれ持った歯並びや噛み合わせは正常と認知しがちであるが
客観的に例えば歯医者さんがみてあまりにも正常とはほど遠い歯並び、噛み合わせの患者さんであれば具体的にどのような歯並びあるいは噛み合わせであるかは僕は聞かれなくても
こちらから説明したりします。
昨日の患者さんにはたまにそのような噛み合わせの話をよくしていたので何となく自分の噛み合わせは実は正常ではなくこういう部分が噛み合わせがつよすぎるんだ
などある意味自分の「個性」とも言える噛み合わせを理解されていたようだ。
いままでに噛み合わせの調整の治療はちょいちょいおこなってはいましたが、昨年の冬あたりから急にいままで悩んでいた腰痛がウソのように解消されたとのことをお話してくれました。
僕自身はここにTVなんかでやっている魔法のように腰痛がなおった 歯の噛み合わせをちょっと治しただけで腰痛さよなら みたいな綺麗事、魔法みたいなことを書くつもりは毛頭ない。
むしろそういう綺麗事みたいなの大っ嫌い。現場で治療している身からあえて言わせてもらえばたまにそういう魔法みたいなことはあると言えばあるが、「これをすれば絶対良くなる」
みたいなことを安易に書くのは現場で実際に患者さんを診ている人ほどむしろ安易に恐ろしくて書けないだろう。人並みの責任感があればなおさらだと思うが。

とは言っても
1噛み合わせの調節→2顎の関節(顎関節症)→3首→4肩甲骨→5背中→6腰
と僕個人はこの数字の順番で体のバランスは崩れることもあれば、逆にこの順番のどこが悪いか客観的に理解した上で治療すれば、例えば0噛み合わせの調節→5腰がよくなった
は魔法でもなく普通に改善されることは十分にあると思います。

僕個人は冬はスキーをやりますが、雪がない時期はスキーのためにランニングしたり、いろんなスポーツをします。よく最近のスポーツのトレーニングの本とかで「体幹」って言葉をとくにここ数年はよく見聞きする機会があると思うのですが
僕は今のスキーのコーチにそれこそ10年以上前に出会ったときから「腰高のポディション」をよく言われましたし このポディションはもはや当たり前で普通にできてなければいけないので普段いすに座るときとかも少しでも猫背気味になったら
肩甲骨をまわすようにしたりして意識して腰が立つようにしているつもりなのですが この腰高のポディションは「体幹」を鍛える事でスタンダードになります。
ランニングするときは僕は「肩甲骨」を意識しながら走ります。僕にとってのランニングはスキーで滑るときの姿勢をよくするためのトレーニングでしか基本的に考えてなのであえて「肩甲骨」だけに意識して走るようにしてます。
すると腰の位置がちょうど良い位置にきて結果腰から下の動きが無駄なく一番効率のよい脚の運びができるんじゃないかというそれだけのことです。
スキーに限らずテニスやゴルフ、すべてのスポーツにおいて同じことが言えるとはおもうのですが。

歯の噛み合わせであれば左右差もすごくでやすいというか左右差はあって当たり前ですし、それを寸分狂わず左右差なしでど真ん中に持ってくるなんて理想が高すぎるくらいだと思います。
高い理想(わるい言い方すれば綺麗事)を追求する そういう部分だけ書いた本、記事、情報だけ知ってしまうよりはまず「己を知れ」だと思います。

物事はある程度離れたところから見た方がよい(たぶんラッセルの言葉 旺文社の基礎英文問題精考のなかにある文章)ではないが
己を知れ であれば自分自信を間近で見る(おいつめる?)のは危険でもある。距離感は大切だと思う。

だから長く通ってた患者さんがたまたま腰痛が良くなった というのは妙になっとくできた。
自分自信でなんとなく己を理解して、うまいことツジツマがあって、良くなった はウソっぽくない。

「当院に来て噛み合わせを治せば首 肩 腰 なおります。」
絶対ないです。あっても「ない」と僕は言っておきます。
でも 実際はあったりします。