メタルコア

投稿日:2014年3月14日|カテゴリ:若先生日記

今日のお昼休み 広告の業者さんがいらっしゃった。当院のHPとか見てくださったそうだ。
で「HPみさせてもらったところ入れ歯とか得意でいらっしゃるようで」と言われたりした。
んん 得意というか入れ歯はよく作るっているってところだろうか。
歯医者がひとつの入れ歯にここまでやらなくていいんじゃないっていうところまで地味にやっているだけの話なのだが。
古い歯医者だからおじいちゃんが歯医者だったころはまだ技工所というものがほとんどない時代
歯医者さんが技工(入れ歯とか詰め物とか被せるもの)するの当たり前の時代からやっているだけに
家はいまだに大先生も僕も歯医者にしてはかなり技工をやるほうだと思う。
写真はメタルコアとってモノは銀(シルバー)
細い棒みたいに見えるのは歯の神経のある場所
つまりこのメタルコアは上の歯の大臼歯(奥歯)のメタルコアです。
よく「さし歯」なんて言いますがあれは歯の根っこにこういう金属の棒みたいなやつ(メタルコア)をさして土台を作っているのを差し歯って言っているわけです。
つまり自分の歯の根がしっかりしていればその根っこを利用して差し歯にできる。歯を抜く(つまり歯の根っこはない)抜いてしまたら差し歯はできません。
インプラントは歯茎の下の骨にネジみたいな人工歯根を埋め込む治療で差し歯じゃないです。(結構この説明僕よく患者さんにします)

メタルコアは歯台築造(しだいちくぞう)なんて言ったりもします。
歯医者さんは「コア」とよく読んでます。
こういうメタルコアも当院では歯医者である僕らが作ります。
ですから入れ歯得意そうでと言われるのは別に結構なんだけど
実はこういう歯の土台をつくったりする技工も地道によくやってます。
先月、今月と何気に歯の神経をとる治療が多いです。
今日も最後の患者さんは上の奥歯の神経をとる治療をしました。
なんだかんだ1時間弱かかってます。
ちゃんとしっかり神経をとると普通にそのくらいかかります。
上の奥歯は根っこが3本あったりするもので時間がかかるのです。
この写真の棒みたいなので何となくイメージできますでしょうか?
実際の歯の根の中ってみんな個性ありますから慎重に神経あるとこ探さないとですね。
僕は何の治療が得意とかはないのだけど、技工してるぶん治療の理解度がアナログ的によくわかってるつもりです。
こういうメタルコアちゃんと自分で鋳造して金属流し込んでまで自分やるの 僕好きです。
何か自分でひとつでも完成品が作れると作業工程(治療)のすべての意味がシンプルに理解できるので結局治療もシンプルに無駄なくできます。
「大切なことは大抵めんどくさい。」って宮崎 駿さんの言葉がありますが このメタルコアひとつつくるの ぶっちゃけめんどくさいです。
けど大切なことだからちゃんと自分でめんどくさいと思いながらも作っちゃうんだなー。