学校の歯科健診あるある

投稿日:2015年5月3日|カテゴリ:若先生日記

4月も終わり学校によっては歯科健診がすでに終わった学校もあると思います。
まず歯科健診は保育園、幼稚園、小中高校とその学校によって検診で見る項目に違いはあります。
「なぜウチの下の子の保育園ではどこの歯に虫歯があるまで書かれているのに、上の子の小学校ではどこに虫歯があるか書いてないの?」
と思ったりするお母さんとか多いかもです。これ歯科健診あるあるのひとつです。
見る項目とかはその幼稚園や小学校が適当に用紙を作ってやっているわけではなく、長い年月の歯科健診の過程でいろいろ考慮されてきて出来上がっているフォーマットなんです。
毎年必ずそのフォーマットは役所と歯科医師会などで見直されています。
改善した方がよい内容はもちろん改善されていきますし、あえてそこはイジらない方がいいというところは何も変えません。
特に小学生の検診が終わったあと、なぜ虫歯と書かれていてその虫歯の場所が書かれていないのかを心配される親御さんは多いようなのですが、検診で虫歯がみつかったら、かかりつけの歯医者さんでちゃんと虫歯の治療をしてほしいという「注意喚起」なのだと思っていただければと思います。
検診の診る項目が少なく手抜きな歯科健診をしているんじゃないか?なんて思う親御さんも中にはいるかも知れませんが、学校できちんと歯科健診を終わらせることも考えて今のフォーマットはできてます。
一人を診る項目がかなり細かく、また項目が多かったりするとおそらく歯科の検診は朝の7時から始めて夜の10時過ぎても終わりません。
長い年月先輩の歯科の先生方のいろいろな試行錯誤で歯科健診を行ってきて今の検診のフォーマットがあるわけです。
それこそ虫歯はCで昔のような小さい虫歯はC1で大きな虫歯はC4とか虫歯の大きさにランクづけも現在はされていません。
それにも上記のような理由があるからです。
ただ検診の内容は毎年かならず見直されますから、今後どう変わるかは私にも分かりません。
もし検診で虫歯や歯ならびや噛み合わせなどにチェックの入った紙をお子さんが学校から持って帰ってきたら
かかりつけの歯医者さんへその紙を持っていき相談すればよいのです。
今日は一人歯科健診で「歯ならび・噛み合わせ」の項目にチェックが入った紙を持って来た中学生の子が来院しました。
その子は小学生から歯の矯正の治療をしている子です。
検診で診る先生がその子の歯ならびを心配してチェックを入れてくれたのでしょう。
歯の矯正の治療中の子でちゃんと歯医者さんへ通っている子でもチェックは入りますが、それはちゃんと学校で歯科健診された先生が診てくれているということです。
私はその子にちゃんと歯ならび、噛み合わせにチェックが入った理由をお母さんと本人に説明しました。
理由がわかれば安心できると思います。
歯科健診でチェックが入ったら歯医者さんへ行って診てもらってほしいという「動機づけ」「モチベーション」「注意喚起」なのだと何となく分かっていただけたらと思います。