抜いたあと

投稿日:2011年11月2日|カテゴリ:若先生日記

前歯がない
これが一番気まずいと思います。
人に会うにもあえないし…..

差し歯の歯の根が縦に折れると、さすがに治療としては抜歯しかないです。
写真:左 は抜歯前の状態(指し歯)で
上が抜歯後にインプラント(クギみたいに見えるもの)を植立した状態。
抜いて歯がないじゃマズイので、この症例の場合は
抜いたと同時にインプラントの治療を行い、その日に仮歯まで入れた症例です。

インプラントの治療は保険がきかないから金額も高いし不安だ…..
しかし そうでもない場合もあります。
この症例はまさにその典型。
両隣の歯が共に(保険外の)ブリッジで 外すに外せない状態。
(ちなみに当院でやったブリッジではない、たとえ他院で治療したものであっても残せれば残こす努力をします)
こうなると普通 1本だけ抜いたところにでも小さい1本分の入れ歯を作って入れたりすることが多いです。
しかし、入れ歯は金属のひっかけみたいなのが見えていまいち格好がつかない。
そこで「抜歯と同時にインプラント」という治療により歯抜けの状態にはならず、格好もつきます。

両隣のブリッジをはずして抜いたところも含めてやり直したら、かなりお金がかかってしまいます。
1本だけの入れ歯は保険でできるのでお金の心配はありませんが、格好はいまいちで 違和感あると思います。

そういう場合、抜歯後の選択肢としてインプラントがいいんじゃないか、ということになる場合もあります。
1本だけインプラントを植立し、最終的には 抜歯した歯に被せてあったメタルボンドと呼ばれる歯を上手く利用してそれを被せる予定です。
たぶん 金額的には高くないです。
上に被せるものは再利用できれば、その分のお金はかかりませんから。

ちなみにこの抜歯した歯に被せてあったメタルボンドは元々は他院で被せたものです。
ここ7、8年くらいの間、何度かこの差し歯は外れてはそのたびにつけ直したり
あるいは、指し歯の指し込みの金属の部分を保険で作り直して再びつけ直したり
当院では、たとえ他院で治した歯でも、できる限りの手は尽くして、なんとか使えるようにしようと努力はします。

この1本の歯に僕自身、相当思い入れがあります。
それだけに抜歯はつらかったですが
今はインプラントが安定してきて患者さんの状態も良好で
何よりちゃんと格好ついています。