歯そうのうろう

投稿日:2012年6月15日|カテゴリ:若先生日記

こないだ患者さんが
「歯がしみてきて 歯そう膿漏じゃないかしらと思って来たのだけど」
と言って来られました。

僕は「歯そう膿漏ってしみないんですよ。」といいつつ
簡単に歯そう膿漏のことなどを説明をしました。

歯そう膿漏の症状は 
歯茎の付け根が何となく腫れぼったい。
硬いものをその歯で噛むのが何となくイヤな感じ。
と 我慢できてしまうような痛みです。

歯そう膿漏は歯のレントゲンの写真をとると
歯の根の先端が黒い○のような感じで映ります。
歯の根の先端に膿がたまっている状態です。
何年もかけてじわじわとバイキンがたまる場合 そこまであまり痛みを感じません。
膿(うみ)というのは白血球がバイキンをやっつけてくれたバイキンの死骸とでも言えばよろしいでしょうか。
歯茎に白いニキビみたいなのができている。それは根の先端にたまった膿が歯茎からでてきた状態です。

それを 歯そう膿漏 っていいます。(典型的なパターンのね 細かく言えばいろいろあるけど)

 

写真の↑の部分
根の先端が黒いおだんごみたいな感じで写っています。

治療方法としては歯の根の中にばいきんをやっつける薬などを
しつこく入れたりします。
歯医者さんへ行くたびに 赤やら黄色やら白の針みたいなので
クリクリされる治療をします。
通うのめんどくさいとは思いますが ここはがんばりどころです。

 

根の先端の黒いおだんご(膿がたまっている場所)に
薬(白いニョロニョロみたいなの)を流し込んでいる状態。

 

 

この写真は歯の根の中に薬を入れて約3カ月経過した同じ歯の場所の写真です。
↑の歯の根の先端の黒いおだんごがほとんど写っていません。

これは歯そう膿漏が治ってきている状態です。
黒いおだんごが見えない状態というのは バイキンがやっつけられて そこに骨が再生されてきた証拠です。

OA(オーバーエイジ)で徳永選手が選ばれたことに関して長々と書こうかと思いましたが
めずらしく歯のこと書いてみました。

根治(歯の根の治療)は根気でがんばって治療しましょう。
インプラント(いわゆるチタンの人工歯根)よりも自分の歯根の方がいいですよね。
口の中に髪の毛が入って 歯で髪の毛を噛んで 感覚的に髪の毛の太さを感じることができるのは
歯の根の周りにある歯根膜のおかげです。